相手の気持ちになって考える
- saeki424japan
- 3月15日
- 読了時間: 4分
仕事をするうえでも私生活でもよく言われる『相手の気持ちになって考える』
特に営業では相手に寄り添ったり、相手が何を求めているかなどを理解することが
良いサービスや提案につながったりするでしょう。
意外と難しいこの『相手の気持ちになって考える』以前自分の身に起こった
出来事を踏まえて考えてみたいと思います
相手の気持ちになって考える事は難しい?
これは私があるセミナーに参加した際の話。もう数年前になりますが
そのセミナーのテーマは逆境から立ち上がろう、的なよくある感じのセミナーでした。
当時もちろん苦しい状況に陥っていたので『なにかヒントが欲しい』
といった心境で参加してきました。
セミナーを最後まで聞いて、上から目線で大変申し訳ないのですが私にはあまり
参考になりませんでした。その人の生い立ちや経歴などを紹介されはしたけれど
肝心の手法や心境などはだいぶ”ふわっと”まとめられていました。
私としてはそこが一番聞きたかったのに!!
もちろん色んなセミナーがありますし、人によってどんな言葉が刺さるかはそれぞれです。その時のセミナーも私にはあまり響かなかったけど、参加者の中には大いに参考に
なったかもしれないのです。
ただ何が言いたかったかというと、この講師に『こういうことが伝わってほしい』とか
『こういった方に届いてほしい』という『相手の気持ちになって考える』視点があったか
どうかなのです。決して『こういうことを喋りたい』との視点から始まってはいけないんだな~と感じた瞬間でした。
きっとこの講師の方も『相手の気持ちになって考える』なんて長いキャリアの中で
何度も言われているかもしれません。それでもいざその『考えるべき時』になると
なかなかそこまで頭が回らないのかもしれません。これは日ごろの意識からこの差が
生まれるんじゃないかと思えました。
ヒントは”相手になる”
相手の気持ちを100%理解することはとてつもなく難しいはずです。
何と言っても他人なのですから。私は2つ意識するようにしています。
とはいっても私もまだまだ未熟なのでこれが正しいかは分かりませんが参考までに。
ひとつはやはり”意識する”もし先ほどの講師の方に『相手の気持ちになって考えて』
と原稿を作成する前に話していたとしたら?もし私が講師でそう言われたなら
相手が興味のなさそうな情報は一切消去するだろうなと思います。少なくとも私が
いつ生まれて、どこの学校を卒業して、開業したときの資本金とかそんな話は一切し
ないかと思っています。そんなものはHPを見てくれと思います。
これは営業でも同じです。私に提案してくる会社が『弊社は創業〇〇年で・・・』とか
『東証一部に上場していて・・・』とかを丁寧に説明していただきます。
それがプラスになる営業トークならばいいのですが・・・こうしたことは意識していないと『いつもやってるから』とかいう理由で続けてしまいがちですよね。
振り返ってみて『この項目は相手のためになっているのかな?』と検討できたなら
次の営業はさらに良いものになっていくと思います。
そしてもう一つは”相手の立場になる”です。これは営業マンなら”営業されに行く”といった具合ですね。立場上難しいものもあるとは思いますが、先のセミナーを聞いてそういった
視点を得られたことに感謝しました。
たまに『妊婦さん体験セット』の話をネット記事なんかで見ますね。ああいった事も
『相手の気持ちになって考える』上での一つのヒントだと思います。どうしても
『どんだけ相手の気持ちになって考えて』も、実際に経験してみる事にはかなわないなぁとつくづく思います。
お客様の立場になる?友達の立場になる?伴侶の立場になる?子供の立場になる?社長の立場になる?難しい点も色々あるかもしれませんが、一つ”そういう視点もあるんだな”という事だけでも気づければいいですね。
この記事でも『相手の気持ちになって考える』
実はこの記事も私なりに『相手の気持ちになって考える』ことを実践してきたつもりです(伝わっているといいなぁ・・・)これも以前セミナーでの講師がおっしゃっていたのですが、『良い記事は自己満足ではなく他社貢献』との言葉がとても響きました。
『この記事で何を伝えたいのだろう?』『この記事でどんな方のためになればいいのだろう?』といった気持ちで書いています。記事を読んだ全ての方に興味を持っていただかなくても結構ですが、誰か一人でも”ためになったな”と思えてくれたらいいものですね。
なぜこんなにも『相手の気持ちを考えて行動しよう』と言われているかというと『良いとはわかっているんだけど難しいから』だと思います。日ごろから意識していかないと出来ないのではないかと思います。すぐにできるようにはならないかもしれないけど、習慣づけるためにも今日からでも意識していきたいですね。
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